新しいクリームを使った翌朝、頬がいつもより赤い。そんな時、「昨日は寝不足だったから」と流したくなることも、「成分が合わなかった」とすぐ決めたくなることもあります。acoがまずするのは、原因当てではありません。使用を止め、起きたことを時間の順に戻します。

記録の目的は、もう一度試して確かめることではなく、同じ状況を避け、必要な時に医療者へ説明しやすくすることです。

記憶が新しいうちに、時間を並べる

商品を使った日時、赤みやかゆみに気づいた日時、使った部位、使用を止めた日を書きます。「ひどかった」だけではなく、広がった、強くなった、治まったなどの経過を残します。痛みやかゆみは写真には写らないので、本人が感じた程度も文章で添えます。

商品の容器はすぐに捨てず、表裏、成分表示、ロット番号が分かる部分を撮ります。開封した日や購入先も、分かる範囲で残します。同じ日に使った洗顔料、整髪料、日焼け止めなども思い出せると、相談時の手掛かりになります。

写真は、色を盛らずに残す

対象部位の全体が分かる写真と、近くからの写真を撮ります。美肌補正や色味フィルターは使わず、できるだけ同じ照明で経過を残します。ただし、強い症状や急な悪化がある時は撮影や入力を優先せず、早めに医療機関へ相談してください。

過去に化粧品や薬で似た反応があった場合は、その情報も医師や薬剤師へ伝えます。PMDAの一般向け資料でも、これまでのかぶれや薬疹の情報を書いて医療者へ伝えることの大切さが案内されています。PMDA「薬剤による接触皮膚炎」

名前を付けるのは、診察の後でいい

記録の段階で病名や原因成分を推測する必要はありません。「右頬に赤み」「使用中止後は広がっていない」のように、観察した事実だけを残します。説明を受けた後に、医療者から伝えられた内容を別欄へ追記します。

AESTORYに残す

通常の使用履歴とは分け、「使用中止」の状態で保存します。商品写真、使用日時、経過、相談日を一つの流れにすると、数か月後でも何が起きたかをたどれます。