「前回と同じ色でお願いします」。便利な一言ですが、前回の色を同じように思い出しているとは限りません。染めた日の室内では落ち着いたベージュに見え、二週間後の屋外では少し明るく見えた。acoが好きだったのは、実は施術直後ではなく、少し色が抜けた頃だったかもしれません。
ヘアカラーは同じ色名でも、元の髪色、過去の施術、髪の状態、照明によって見え方が変わります。写真一枚より、施術前から色落ちまでの小さな物語がある方が、次の希望を伝えやすくなります。
来店前の髪を、出発点にする
根元、中間、毛先が分かるように、正面、横、後ろを撮ります。ブリーチ、黒染め、縮毛矯正など過去の施術日も、覚えている範囲でまとめます。参考写真を持っていく時は、「この明るさ」「赤みが少ないところ」など、どこが好きなのかを言葉にします。
希望は二つまでに絞ると伝わりやすくなります。「明るさを保ちたい」「職場で浮かない色にしたい」。写真と実際の髪では同じ仕上がりにならないこともあるため、難しい点や優先順位を担当者と相談します。
一番好きだった日を見つける
施術当日は店舗の照明で一枚、翌日は普段過ごす場所で一枚。さらに一週間後、二週間後、次回来店前に同じ場所で撮ります。毎日撮る必要はありません。見返した時に「この頃の色が一番好きだった」と思う写真へ印を付けます。
シャンプーの回数、海やプール、強い日差しなど、普段と違う出来事があった時だけ一言添えます。原因を決めるためではなく、担当者へ経過を伝えるための情報です。
配合より、次に伝わる履歴
薬剤の細かな配合は店舗側の記録になる場合があります。分からない数字を推測して残すより、店舗、担当者、メニュー、ブリーチの有無、料金、施術時間、自宅ケアの説明を確実に保存します。
AESTORYに残す
施術前、当日、色落ち後の写真を一つの履歴につなげます。満足度は当日だけで決めず、一番好きだった時期と扱いやすさを追記します。次の予約前に見返せば、「前回と同じ」の中身を言葉と写真で伝えられます。

